(褒め言葉)

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(褒め言葉)って何なんだろうと思うことがある。

「最低(褒め言葉)」、「ひどい(褒め言葉)」といったかたちで使われるアレだ。

何故わざわざ「否定的な言葉」に対して、それを(褒め言葉)とするのだろうか。

観測範囲内でこの表現が使われるには、

 

1)褒められる側も「最低」なことをしている認識がある。

2)「最低」だけれども、誰かを傷つける訳ではない。

3)褒める側は、褒められる側の「最低」に振り切った姿勢を評価している。

4)理解のある第三者は「(褒め言葉)」という表現に納得する。

5)本当に何も知らない第三者は(褒め言葉)が無いと誤解する。

 

前提としてこの5点があると思う。

ある程度、送り手(褒められる側)と受け手(褒める側、褒める側の感想を読む人)の共犯関係のようなものがなければ、出てこない表現なのかもしれない。

褒められる側も「ほらほら最低だろ~」と発信し、褒める側も「最低wwwでもウケるwwww」と感じた時に「(褒め言葉)」が生まれるのではないか。

そんなことをボンヤリぼんやり考えていた。

というのも先日、久しぶりに「(褒め言葉)」を使ったのだけれど、何だかもぞもぞした妙な違和感があったのでこの表現について色々と考えていたのである。

違和感の正体は、「(褒め言葉)」の「俺わかってます」感とそこから生まれる「知ってる人にだけ向けたアピール」に対する嫌悪、そして「(褒め言葉)」よりも簡潔かつ的確に表現することが出来ない己の語彙力の低さに対しての苛立ちなのかもしれないということを結論としておく。

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