前夜

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最近、日本の中世史について書かれた書籍をよく読んでいる。

元々はノンフィクション作家の高野秀行氏と歴史学者の清水克行氏の対談本『世界の辺境とハードボイルド室町時代』がめちゃくちゃ面白かったのが始まりで、そこから清水氏の本を中心に読み始めた。

混沌と秩序の相克とだいたいロクでもないヤツばっかなのが素晴らしい。時代が大きく移り変わっていく中で、法律や社会システムが整理されつつも人間の性根の部分がそこについて行けずに暴れまわってる感じがサイコーなのだ。

音楽バンドも代表作となるような完璧なアルバムを出す直前くらいまでが一番むちゃくちゃで輝いている。あれと同じようなものだと思う。もちろん完成されてからの盤石さや深みを否定するわけではないが、完成前夜のギラギラした感じというのは一種のエロスでもあり、抗えない魅力であることは確かだ。

頭の悪い例え話は誤解しか生まないというお話。

ちなみに高野氏の本はほとんど読んだ。

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